目黒自然教育園では連日降った雪ニモマケズ咲きだした花を見つけました。
ひっそりと咲く一輪の花がわかりますか?
これは雪が融ける頃にまさに雪を割って咲くようなユキワリイチゲ(雪割一華)です。
うっすらと紫色の花が可愛らしく見えます。
これから花を咲かせようとうつむきかげんの花、もうちょっとで開く花、開いた花を見つけましたので、カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。
片隅ではユキワリイチゲ達が、「雪やんで良かったな」「日差しが気持ちいいな」「僕ももうすぐ咲くから遊んでよ」なんて会話しているようです。
そしてとても小さな花で見落としてしまいそうな花のセツブンソウ。漢字で書くと節分草。
節分の頃に咲き始めるのでこうよばれるようになったそうな。
実は私は見落としていて、通りかかったご婦人に咲いてるってさっき教えてもらったの、と教えてもらいました。どうもありがとうございます。
この写真じゃ大きさがわかりませんか?
この花は咲き始めたばかりで地上から2cmぐらいしかありません。
この花の奥には2輪のセツブンソウが並んで咲いていました。
「福はうち」と楽しんでいるのかもしれません。花の周りには新しい命が頭を出し始めているのも見えますね。
カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。
セツブンソウ(節分草)は石灰岩地帯に群生して咲きます。
石灰岩地帯は開発の手が入ることが多い上に、ほかに花の無い時期に小さく可憐な花を咲かせることから、かなり採取の対象とされているようで、環境省レッドデータリストでは準絶滅危惧種に、関東以西の15都道府県の絶滅危惧種に登録されています。確かにもって帰りたくなる気持ちもわかるのですが、持って帰っても枯らせるだけですから眺めるだけにして欲しいですね。
まぶしい日差しを浴びて福寿草の花が大きく花を開いていましたよ。
まるで餌をねだるヒナのように暖かな日差しに向かって花を開いていました。
カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。
今回紹介した花々はスプリング・エフェメラルと呼ばれます。
春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称で、「春の儚いもの」「春の短い命」「春の妖精」などとも呼ばれます。
春を告げてくれる小さな命をそっと見守ってあげましょう。
「福寿草 さえずる如く うた唄い」
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posted by ブドリ at 22:30
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花歩記 早春の花
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