おとうさんがおとうさんになった日 (絵本・こどものひろば) 長野 ヒデ子 童心社 2002-05 売り上げランキング : 46331 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「おとうさんがおとうさんになった日」
長野 ヒデ子 作・絵 童心社
3人目の子供を自宅出産で迎える家族のおはなしです。
赤ちゃんが生まれてくるのを楽しみに待つお兄ちゃんとお姉ちゃんに
「おとうさんはいつおとうさんになったの?」
「あかちゃんもうまないのに どうしてそうおもったの?」
と聞かれて、あれこれ考えるお父さん。
さぁ、なんて答えたでしょう。
もちろん、おとうさんがおとうさんになった日は子どもが産まれた日なんですけど、誕生したときのドキドキ、喜び、緊張。
おとうさんになった日って、まぶしいんだ!
おとうさんになった日って、ふるえるんだ!
おとうさんになった日って、いつものけしきが かがやいてみえるんだ!
おとうさんになった日って、なんだか くすぐったいんだ!
いろいろな言葉でおとうさんになった日のことを表現しています。
でも、この絵本はおとうさんのことだけでなく、おとうさんから見た出産、そしてお母さんへのあふれるまなざしを感じます。
この絵本はお子さんに読んであげるのもいいですけど、大人が読んだほうがいい絵本かもしれません。
子どもを生んだけど可愛く思えない、どう接したらいいかわからない、そんなお父さんお母さんに、子どもが生まれたときに戻って、やり直す第1歩にもなるかもしれません。
家族のありがたさを思い出させてくれるそんな絵本です。
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