引越のお知らせ
サーバー容量がいっぱいになったため移転しました。
ここには私のブログの更新情報のみ掲載いたしますので参考にしてください。

新たなブログのタイトルは

「心象スケッチ(新) 第2集」

URLはほとんど変わらず
http://tuiterune-sketch2.seesaa.net/tuiterune-sketch2と2が加わっただけ。
そして外観もほとんど変わりません。
これまで同様のご愛顧よろしくお願い致します。

2009年03月12日

庭に咲く春の使者

前回予告したとおり、我が家の庭に咲いている花をお届けします。
我が家の庭といっても、今は放置状態なんですけど、花たちはたくましく今年も咲いてくれました。

クリスマスローズ
我が家のクリスマスローズ10年以上前、こんなにクリスマスローズが広まるよりも前に苗を買ってきて植木鉢で育て、株が大きくなったので庭に地植えして大きく育っています。当時はクリスマスローズに関する本がなく、分厚い園芸書に載っている育て方や苗についていた育て方をみて育てていたんですよ。


ここはちょうど野良猫が塀を越えて下りてくるところなんですけど、踏まれても踏まれてもしっかりと咲いてくれました。
がんばるクリスマスローズ


奥の置石のところに次のスノードロップが咲いています。
がんばるクリスマスローズ


スノードロップ
我が家のスノードロップクリスマスローズの周りを囲もうと球根を植えていたのですが、野良猫にほじくられたりして、全滅したと思っていたら、わずかに残っていた球根からいつの間にか増えていたんです。


冬の終わりから春先にかけ花を咲かせ、春を告げる花として知られる15〜20cmと背丈の低い花です。
別名「待雪草(まつゆきそう)」 「雪の花(ゆきのはな)」
マウスオンでどうぞ。


スノードロップアダムとイブの2人が楽園を追い出されて困っていたとき、降ってきた雪を天使がこのスノードロップの花に変えたそうです。


このほかにクロッカスの球根もたくさん植えていたのですが、全部野良猫のトイレにされてしまってほじくり返されたり、ネコのおしっこなどで全滅してしまいました。

肥料をあげていなくても、周りの庭木の葉が落ち、土に還り、草花の栄養となって循環してるんですね。でも、これらを植えつけるときは、地面を掘り起こして、ガラを取り除き、堆肥を入れたり、腐葉土(庭の木々の葉を熟成させましたよ)を入れたりして、土作りからしたので、地力はかなりあると思うんですけど、姉と母の他界したあと7年間は手つかずなので、そろそろ手入れしてあげないといけませんね。


「遠い日の 思い出開く 春の花」


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2009年03月11日

クリスマスローズ

今回は冬から春に咲き続けるクリスマスローズをお届けします。
このクリスマスローズは前回の新宿御苑のオカメ桜の足もとに咲いているんですよ。

クリスマスローズ実は「クリスマスローズ」という呼称はクリスマスのころに開花する「ヘレボルス・ニゲル(Helleborus niger)」だけを指した呼称なんですが、日本では「レンテン・ローズ」と呼ばれる「ヘレボルス・オリエンタリス(Helleborus orientalis)」なども「クリスマス・ローズ」の名前で呼ばれています。


新宿御苑に咲いているクリスマスローズもオリエンタリスのようです。

花のように見える部分はがく片で、花はその中心で小さく咲きます。
オシベと萼の間に、何か小さい緑色のものが見えます。あれが花弁の名残。今は退化して蜜腺・蜜腺状になっています。
白い色のクリスマスローズです。マウスオンでどうぞ。


ピンクのクリスマスローズです。マウスオンでどうぞ。


紫色のクリスマスローズです。マウスオンでどうぞ。


向き合うクリスマスローズシロとピンクのクリスマスローズが仲良く向き合ってなにやら話をしているようでした。
「バレンタインデーにチョコあげたのおぼえてる?」
「覚えてるよ。」
「もうすぐね。楽しみにしてるから。」
「え?何が?」
「もう!」

バレンタインデーにチョコをもらった男性陣
ちゃんとお返しの準備はしましたか?


別れあり、新たな出会いあり、新たな出発の春がやってきますね。
皆さんの春はどんな春になりそうですか?

「艶やかな クリスマスローズと 春を待つ」


実は10年以上前、こんなにクリスマスローズが広まるよりも前に苗を買ってきて植木鉢で育て、株が大きくなったので庭に地植えして大きく育っています。今はまったく世話をしていませんがたくましく、今年も数輪の花をつけています。その様子はまた明日。

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2009年03月10日

オカメ桜とメジロ

今日のタイトルは「オカメ桜」。
オカメでピン!とくるのはオカメヒョットコのオカメではありませんか?そんな顔の桜なの?なんて思わないで下さいね。
オカメ桜


オカメ桜
カンヒザクラとマメザクラから生まれた栽培品種で、イギリス生まれ。育苗家が日本風の名前をということで「オカメ」とつけたらしいです。ピンクの色が濃く下向きに咲く桜です。
オカメザクラ


まだまだ花の少ないこの時期、メジロたちは咲いた花を見つけては花の蜜を吸っていますよ。
オカメ桜にメジロちゃん


枝を使って上手に口ばしを下向きの花に差し込んで蜜を吸っています。
蜜を吸うメジロちゃん


ちょっと早めに見頃を向かえたけど、メジロたちには大助かり。
枝に止まって一休み。
一休みのメジロ君


「鳥遊ぶ 桜を追って 撮り遊ぶ」


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2009年03月09日

沈丁花

春の花シリーズが続きます。
今回は前回の三叉と同じジンチョウゲ科の花、そのものズバリの沈丁花(ジンチョウゲ)です。

沈丁花の花の香りはどこからともなくフワーッと匂ってくるので、ちょっと立ち止まってどこに咲いてるんだろうと辺りを見回してみたことはありませんか?
ジンチョウゲ


沈丁花という名前は、香木の沈香(じんこう)のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木、という意味で沈丁花とつけられました。
沈丁花


枝の先に20ほどの小さな花がまとまって、折り紙で作った手毬のように咲きます。
ジンチョウゲの手毬


ミツマタの花は葉が出る前に枝先に下向きに咲いて、ジンチョウゲは葉が散らずに、上向きに咲くんです。
ミツマタは枝の皮をはぎやすいように葉を落とし、ジンチョウゲは香りを遠くまで届けるために葉をつけたままなのかもしれません。
自然には無駄が無いので、きっとそれぞれの役割を知り、そして一生懸命に全うしてくれているんでしょうね。
マウスオンでどうぞ。


「沈丁花 手毬に乗せて 香を運び」


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2009年03月07日

ミツマタの花

今回も春を感じる花から、2年続けてお届けしている「ミツマタ(三叉)」の花を新宿御苑よりお届けします。

ミツマタはコウゾと共に和紙の原料として使われるのでご存知でしょう。
ミツマタ


蜂の巣のような花塊が一つの特徴です。
ミツマタの花


この花の名前の言われは、おわかりですよね。枝が3本に分かれるので三叉です。今年の枝も、去年の枝もみんな3本に別れ提案す。マウスオンでどうぞ。


三叉は「三椏」とも書きます。「椏」は”あ”とも読んで、「木の股」の意味があります。ミツマタは沈丁花科の花らしくほんのりと香りがします。
三椏の花



「三叉路の どの道にも来る 春の色」


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2009年03月06日

サンシュユの花

次々に咲き出す春の花を新宿御苑より今回もお届けします。

サンシュユ(山茱萸) 水木(みずき)科の落葉小木。
葉の出る前に黄色の小さな花をたくさんつけます。
葉の出る前に花が咲くのは春に花が咲く木々の特徴ですね。
サンシュユ


別名ハルコガネバナ(春黄金花)と呼ばれるように、木全体が黄金色に見えます。また秋には赤い実をつけるのでアキサンゴ(秋珊瑚)と名前が変わるミズキ科の花木。
山茱萸


小さな蕾から少しずつ顔を出すサンシュユの花です。花が開くとどんな形になるでしょう。マウスオン→クリックで確かめてみて下さい。


花が開いた時の形が分かりましたか?春の花火のように見えませんか?
山茱萸の花


それにしても春の木々の花は小さくて独特な形をしてますよね。
活動し始めたばかりの虫たちに「こっちの蜜はあ〜まいぞ」とアピールしてるんでしょうね。

「賑やかに 山茱萸の花 打ち上げて」


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2009年03月05日

ハチジョウキブシ(八丈木五倍子)

いきなり問題です。さて、これは何でしょう?
ハチジョウキブシ


今日の記事のタイトルにありますから、察しがついちゃいますよね。
以前載せた馬酔木の花のように小さなツボ状の花が咲くハチジョウキブシ(八丈木五倍子)です。

キブシ(木五倍子)の仲間らしく、こんな風に花序が垂れるんですよ。
八丈木五倍子


八丈島等の伊豆七島に生えるキブシ(木五倍子)より大型の花序や葉を持ったキブシ科キブシ属の落葉低木です。葉より先に、黄色い小さな紡錘形の四弁花を多数の花序を枝垂れさせます。


ツボ上の花の中にはちゃんと雄しべと雌しべがあるんですよね。
ハチジョウキブシの花


バルタン星人の手じゃありませんよ。
ハチジョウキブシの新芽は垂れずに上に向かって顔を出しています。
新しい目標をもって上を向いているんでしょうね。
ハチジョウキブシの新芽


「花木五倍子 多くの夢を 抱いて咲き」


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2009年03月04日

モクレンの蕾 動く!

3月に入り、徐々に暖かくなるかと思えば雪が降ったりしますが、いよいよ桜の開花予想も発表され、春本番が近づいてきましたね。
桜が咲くのはまだ先ですが、先週末に新宿御苑で撮影した今にも咲こうと動き出したハクモクレンの蕾の様子をお届けします。

たくさんの蕾が並んで、いつ頃咲こうかと相談していましたよ。
ハクモクレンの蕾たち


柔らかい黄褐色の毛で覆われ、まるで毛皮を着たような蕾が陽射しを浴びて今にも弾けそうです。マウスオンでどうぞ。


冬の寒さを耐え抜いて膨らんできた蕾が割れ、花が少しずつ顔を出してきています。マウスオンでどうぞ。


ハクモクレンの香りが漂う春まであと少し。今週末ぐらいには咲き始めるのでしょうね。撮影に行くまで咲いていて頂戴!

「白木蓮 今か今かと 心待ち」

「木蓮の 蕾ふくらみ 春間近」


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2009年02月28日

馬酔木(アセビ)

今回はスズランのようなつぼ型の花をたくさんつける馬酔木の花をお届けします。皇居東御苑で撮影しました。

馬酔木は読めますか?
タイトルにもありますから分かっちゃったと思いますけど、アセビと読みます。アシビとも言いますが、IMEで漢字変換すると「あせび」では変換されず、「あしび」で変換されます。まだまだ辞書が甘いなぁ。
アシビ


アセビ枝葉に「グラヤノトキシンT(旧名アセボトキシン)」という有毒成分を含んでいて、馬が食べると酔って足がなえることから「足癈(あしじひ)」「足しびれ」→「あしび」・「あせび」となって、漢字の「馬酔木」もその由来によります。


馬酔木

ウシコロシ、シカクワズ、ウマクワズなどの呼び方もあります。一方、この毒性を利用して、これを煎じた汁で牛馬のシラミや便所のウジを殺したので、ウシアライ、ダニノキ、ウジハライなどとも呼ばれ、花の様子からはスズラン、チョウチンバナ、ムギメシバナなどの名もあり、春の彼岸の時期に咲くことからヒガンギとも呼ばれるそうです。

東北地方の方言では馬酔木のことを“アゼミ”と呼んで、宮沢賢治も『水仙月の四日』のなかでこの名前を使用しています。

あぜみの花「アンドロメダ、
あぜみの花がもう咲くぞ、
おまへのラムプのアルコホル、
しゆうしゆと噴かせ。」
       童話「水仙月の四日」


谷川雁によれば、アンドロメダと「あぜみ」が結びついているのは、馬酔木の英名“Japanese andromeda”に由来するということで、天と地が繋がっているんですね。


なるほど。そう思うとさらに作品に広がりが出て楽しめます。
さらに短歌では次のように登場します。奈良で読んだ歌です。

月あかりまひるの中に入り来るは馬酔木の花のさけるなりけり(歌稿791)
あぜみ咲きまひるのなかの月あかりこれはあるべきことにあらねど(歌稿792)


「風の精 馬酔木の花の 鈴鳴らし」

「馬酔木揺れ 香りほのかに 宇宙まで」


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2009年02月27日

ボケ

今日はボケの紹介です。ボケといっても「呆け」じゃなくて花の「木瓜」の方ですよ。
皇居東御苑で撮影しました。

真木瓜(マボケ)  バラ科ボケ属
マボケ中国が原産。
高さは2〜6メートルほどになり、五弁の花を咲かせます。


梅の花と入れ替わりで咲き始め、鮮やかさを伝えてくれますね。


草木瓜(クサボケ)
草木瓜木瓜の花よりも小さく、樹高30センチ〜1メートルぐらいなので、「草」と形容されたようです。


鈴なりに咲く木瓜の花をマウスオンでお楽しみ下さい


またまた名前の由来
実が瓜のような形であるところから木になる瓜で「木瓜」。
「木瓜」を「もっけ」と呼んでいたのが次第に「もけ」→「ぼけ」になったとか。

「つい見蕩れ ボケッとしても 木瓜の花」


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2009年02月26日

フキノトウとツグミ

2/16の「蕗の薹」の記事で、2/8に撮影した顔を出したばかりの様子をお伝えしましたけど、2週間であっという間にこんなに育ってしまいました。
伸びた蕗の薹


しっかりと伸びてきて花を咲かせています。この後、受粉した雌花はぐんぐんと花茎を伸ばしタンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばすんです。
マウスオンでどうぞ。


伸びてきたフキノトウに紛れて、なにやら首をかしげているのがいました。分かりますか?
首をかしげて


この鳥はツグミ(鶫)の雄です。この鳥は明るい林や開けた場所を好んで、地上を数歩進んでは立ち止まることを繰り返し、ミミズや昆虫を捕らえるんです。ちょうど開けたこの場所でチョコチョコと進んで立ち止まった瞬間です。レンズの反射が気になって首をかしげたのかもしれません。

もうちょっとはっきりと姿をお見せしますね。
ツグミ


全国で見られる代表的な冬鳥です。 各地へ分散して越冬したものが、晩春になると次第に集まるようになって、群れを成して北方へと旅立っていきます。
小さな体に秘めた大きなエネルギーって凄いですね。


ツグミの名の由来
越冬中はほとんど鳴くことがなく、日本国内では春の渡り直前のわずかな時期にのみ鳴く様子が観察されます。その日本国内ではほとんど鳴く様子を見られない生態から、口をつぐむの意で「ツグミ」と呼ばれるようになったとさ。

「来る春を 何を思って 待ちわびる」


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2009年02月25日

まんず咲く

今年もマンサクの花が咲きました。
昨年も一昨年も撮影しましたけど、飽きずに今年も皇居東御苑で撮影してきました。
マンサクとは他の花に先駆けて「まず咲く」ことからついたとか、花がたくさんつくので「豊年満作」からついたと言われています。
でも、以前にも書きましたけど宮沢賢治の故郷・岩手をはじめとする東北地方の方言で“まんず咲く”とこの花を見て春の訪れを感じたことからマンサクとついたと考えたいです。
宮沢賢治も童話の中で何度も「まんず」を使ってますからね。
春が近づくと葉よりも先に黄色い花をつけます。

マンサク(満作・万作・金縷梅)
マンサク


4枚のひも状の花びらがなんとも言えずユニークですよね。
マウスオンでご覧下さい。


シナマンサク(支那満作)
マンサクと似ているのですが、マンサクより開花時期が早く、前年の枯れ葉もついたままの木に黄色い花をつけることが多いので、この点で区別がつけられます。
シナマンサク


やっぱり一つの花に4本の縮れたひも状の黄色い花びらがユニークですよね。
マウスオンでどうぞ。


早春の花の色に黄色が多いのはどうしてなんでしょうか。
寒い冬から暖かな春の日差しを自然も待ち望んでいるので太陽の色を選んでいるのかもしれませんね。

「春来いと まんさくの花 手を広げ」


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2009年02月21日

落ち椿

林試の森では河津桜が綺麗に咲く脇で、椿の花がひっそりと咲いています。咲く椿の下には散った椿、つまり落ち椿がひっそりとたたずんでいました。今回はそんな落ち椿をお届けします。

斜面に落ちた椿の花です。今にも朽ち果てようとする落葉と並んで、鮮やかさを留めています。
落ち椿


同じ落ち椿を別の角度から。バラバラにならず花の形をしっかりと留めて、地面に色を添えていました。マウスオンでどうぞ。


ピンクの椿だけでなく白の椿も・・・マウスオンでどうぞ。


飾られた落ち椿誰かが落ち椿を杭の上に乗せていました。落ちた椿に憧憬を傾ける。そんな穏やかなひと時。


落ち椿並ぶ誰かが杭の上に並べた落ち椿も自然と並んで落ちた落ち椿も自然に身をゆだねる静かなひと時。


芸人であり、芸術家でもある片岡鶴太郎さんは
「39才のころ、ある朝、出掛けに何かに引き止められるように、玄関先の赤い花と目と目が合って、誰も見ていないのに、しかっり咲いていた。後から隣の人に聞いて、椿の花だと知る。
その椿の花の朱を見て、色と形で感動を表現出来る絵を描きたいと思って、絵を始めた。椿に支えられた。椿は一番いいときに、ポッと落ちて潔い。生々しい音がする。そう生きたいと思った。」
そう語っています。
たかが椿、されど椿。
椿の花の醸し出す生命力に感謝。

「落椿 姿をとどめ 生とどめ」

「散り際に 命煌めき 椿落つ」


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2009年02月19日

控えめな河津桜

昨年は今頃からチラホラ咲きはじめた林試の森の河津桜。3月中旬にまだ歩けなかった悠真とお花見をした河津桜が、今年は咲いたともうすでにお伝えしましたよね。その河津桜が2/19現在で早くも満開になってしまいました。これじゃぁ、悠真とお花見できないかも・・・

写真は2/15に撮影したものですが、すでにほぼ満開の状態が分かると思います。
今回の写真は幹に近いところに咲く花をお届けします。

マウスオンでどうぞ。


上と同じ花をちょっと違う風に。マウスオンでどうぞ。


ソメイヨシノは幹から花が咲いていましたけど、河津桜は幹からいきなり咲くということがないのが良くわかりますね。

今年はパッと開いている河津桜よりも、傍らでちょこっと咲いている花に妙に惹かれるんですよね。
河津桜


なんでなんでしょうね。
脇を行く人生だからでしょうかね(^^)

「それぞれの 季節見つめて 寒桜」

「咲く場所は いろいろあれど 寒桜」


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2009年02月16日

蕗の薹

今回も春を告げる草花シリーズです。
毎年のようにお届けしていますが、やっぱり一番身近で(うちの近所にはないんですけど、比較的見つけやすいですよね)感じられる春の足音といえば「フキノトウ(蕗の薹)」です。
いつもと同じじゃつまらないと思って、木洩れ日の中の蕗の薹です。あ、「木洩れ日の中の福寿草」と重なっちゃいましたね(^^;)

フキノトウフキノトウはフキの花のつぼみです。葉が出る前にフキノトウだけが地上に出てきます。 寒さに耐えるように、ツボミを何重にも苞(ほう)が取り巻いています。


福寿草にしても蕗の薹にしてもこの時期に顔を出すためにちゃんと見合った姿かたちをしてるんですよね。木洩れ日の中にたたずんで寒さを堪えているんですね。マウスオンでどうぞ。


もちろん、日陰でもじっと耐えて、着実に成長していましたよ。
ふきのとう


蕗の薹を見るといつも残念なものも見かけます。それは摘んでいく人。
たしかに蕗の薹はてんぷらにしたり、お浸しにしたりして食べると苦味が美味しいので、採って行きたい気持ちはわかります。
ですが、ここは皇居東御苑という管理されている場所です。公園や植物園などは誰か一人のためのものではなく、みんなで楽しむ場所です。私の1個ぐらいと思わないで下さい。私の1個も、百人の私で百個、1万人の私で1万個になるんですよ。
だからって私だってすべての行為をダメと入っていません。子ども達にちゃんと教えてあげながら勉強になるぐらいの最低限の範囲でなら許しますよ。そして、一緒に大事に見守る心の強さも育ててください。

去年は金子みすずさんの「ほしと たんぽぽ」という詩で、
 みえぬけれども あるんだよ、
 みえぬ ものでも あるんだよ
その前は
「天知る、地知る、我知る、人知る」で、お天道様もしっかり見てますよと書いて、あぁ、また、今年も書いちゃいました。
でも、蕗の薹は毎年私に、これから次々と芽吹いてくる自然の命を見守る姿勢を忘れないようにと教えてくれているようです。

「蕗の薹 尊さ教えに 顔を出し」

「一つ出て 摘まず見守れ 蕗の薹」


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2009年02月14日

木洩れ日の中の福寿草

今回も春を告げる花・スプリングエフェメラルから一つ。
もっとも有名な福寿草です。

都内では1月からチラホラ咲き始めていましたが、天気が良くて暖かい陽射しを浴びた時じゃないと綺麗に開いてくれないので、なかなかいい状態で写せませんでした。
1週間前の2/7(土)、ついに日が当たり、綺麗に開いている福寿草に目黒の自然教育園で出会いました。

私が見たときは木洩れ日が上手く当たっていました。午前中は正面から暖かな陽射しを浴びられる場所なので綺麗に開いてくれていました。
福寿草


この木洩れ日の当たる福寿草をさらにマウスオンでどうぞ。


園内のほかの場所に咲く福寿草にもちょうど木洩れ日が差していました。花びらを大きく広げてとても嬉しそうに太陽のエネルギーを感じて深呼吸しているようでしたよ。マウスオンでどうぞ。



「陽射し受け 大きな笑顔の 福寿草」

「お日様に 笑顔で答える 福寿草」


なんで日差しを受けると大きく開くかご存知ですか?
以前の記事でも書きましたが、もう一度。
花は集熱装置として働き、朝から夕方まで首をふって太陽を追いかけ熱を集めます。そうすると花の中の温度が上がり、花に来た昆虫の体を温め活動を活発にさせます。昼間でも日が遮られるとすぐに花がしぼみ、再び日が当たると花が開くそうです。

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2009年02月13日

雪割一華

今回も春を告げる花をお届けします。
毎年のようにお届けしている自然教育園のユキワリイチゲです。

ユキワリイチゲ(雪割一華) キンポウゲ科
ユキワリイチゲ一茎一華なので“雪割一華”らしいです。
花は2〜3センチと小さな可憐な花。
スプリング・エフェメラルの一つです。


全体に花の数はまだ少なかったのですが、花を開く姿には「健気」という言葉がぴったり繰るような花です。
雪割一華


日を浴びる華も、日に透ける華も健気です。


このほんのり青い花の色が、健気さをいっそう感じさせてくれます。
静かに咲く雪割一華にカンパーイ!
健気なユキワリイチゲ



「控えめな 春の命に ありがとう」


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2009年02月12日

セツブンソウ

今回はセツブンソウをお届けします。漢字で書くと節分草。
その名の通り節分の頃から咲き始めるとても小さな花なんですよ。

セツブンソウ(節分草)キンポウゲ科
セツブンソウ関東地方以西に分布する、高さ10センチほどの小さな多年生。
石灰岩地帯に群生して咲きます。

石灰岩地帯は開発の手が入ることが多い上に、ほかに花の無い時期に小さく可憐な花を咲かせることから、かなり採取の対象とされているようで、環境省レッドデータリストでは準絶滅危惧種に、関東以西の15都道府県の絶滅危惧種に登録されています。確かにもって帰りたくなる気持ちもわかるのですが、セツブンソウを眺めて季節を感じるだけにして欲しいですね。
セツブンソウは早春だけ花と葉を地上部に出し、夏から冬は地中で球根で過ごすスプリング・エフェメラル(春のはかない命)と呼ばれる春植物の代表種なんですからね。

マウスオンで花の形をどうぞ。


どれだけ小さい花か分かりましたか?通路脇に咲いているので、邪魔にならないように屈んで撮影してました。マウスオンでさらにどうぞ。


ほんの数輪咲いていた節分草をちょっと一緒に。
2輪のセツブンソウ



「はからずも 季節(とき)を伝える 節分草」


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2009年02月11日

メジロと冬桜

桜も咲き始めましたね。いや、桜といっても冬に咲く冬桜の河津桜やカンザクラですよ。その冬桜の周りには春を待ち遠しく思っている私たち人間のほかに鳥たちも首を長くして待っています。
その鳥たちの中でもよく見かけるのがメジロですよね。
今回はそのメジロをお届けします。

メジロ (スズメ目 メジロ科、英名:Japanese White-eye)

林試の森の河津桜に集うメジロ君
1/31に撮影したので花の数が少なかったのですが、メジロは花の蜜を吸いにやってきていました。
河津桜のメジロ


枝につかまって、逆さになったって減っちゃら!マウスオンでどうぞ。


新宿御苑のカンザクラに集うメジロちゃん
2/1の強風吹き荒れる青空の下、元気に飛び回るメジロちゃんをナイスキャッチ!
飛び回るメジロ


ちょこまかと動き回る忙しいメジロちゃん。マウスオンでどうぞ。


「寒桜 一足お先に 賑わって」

「冬桜 鳥に誘われ 花開き」


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posted by ブドリ at 23:27 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 花歩記 いろいろ | 更新情報をチェックする

2009年02月06日

紅梅・白梅

2/1に撮影したのは梅→水面→ダイヤモンド富士の順だったのですが、このブログではダイヤモンド富士→水面ときたので一番最初に撮影した梅の登場です。

新宿御苑内にはところどころに梅が植えられていて、それぞれで違う表情を見せてくれますよ。
そんな梅の一部をお届けします。

枝で次々に咲き始めた白梅の花。春の香りが漂い始めましたね。
白梅


眩しい光を湛える白梅。陽射しにもどこか温かさを感じます。
マウスオンでご覧下さい。


目からも香りを感じられるような紅梅も次々と開いています。
マウスオンでどうぞ。


紅梅も眩しい光をまとってよりいっそう春の近さを感じさせてくれます。
光を纏う紅梅


梅見をしていたのは私だけではなく、空の上からお月様も梅を見にきていました。マウスオンでご覧下さい。


「風に乗る 香に誘われて 梅見月」


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posted by ブドリ at 23:26 | 東京 ☀ | Comment(3) | TrackBack(0) | 花歩記 いろいろ | 更新情報をチェックする