タイサンボク(泰山木、大山木) モクレン科
学名:Magnolia grandiflora
北アメリカ原産のモクレンで、1873年に渡来しました。ホオノキに似た直径約20〜30cmの大きな花をつけます。
大きな木や花を、中国山東省にある名山・泰山(たいさん)に例えたのが名前の由来。また、大きな樹形が大山のように見えるところからとも。学名のgrandifloraは「大きな花」を意味し、大きな花がどこの国でも印象的なようです。
以前も紹介しましたが、香水で使われているマグノリアの香りはこのタイサンボクです。香りで楽しみたい方はL'INSTANT DE GUERLAIN(ランスタン ド ゲラン)という香水をどうぞお試し下さい。
モクレン属の花は,まだ恐竜がいた時代に,花粉を虫に運ばせる仕組みを構築した最初の花といわれてます。
ちょっと一言
下の4枚の写真をクリックすると上に大きく表示され、コメントも表示されます。
(但し、WindowsもMacもFirefoxではコメントが表示されません。)
1.大きな花が咲いています
2.先端がかぎ状のが雌しべ、そのすぐ下にある白いものが雄しべ
3.蕾、咲き始め、咲いた花とそろい踏み
4.これから咲く花に柔らかさを感じます
「見上げれば 山の如くの タイサンボク」
ここからはこれまで掲載したマグノリアの木やモクレン科の木のその後です。モクレン科のごつごつとした形の実が出来るのが特徴です。この実の中にたくさんの実が出来るので集合果と呼ばれています。
花が終わり、受粉したものが実を作り始めていました。
ホオノキ
花の中央部が残って膨らみ始めています。秋になると赤く熟し、この中に赤い実が出来ます。
ウケザキオオヤマレンゲ
これもほとんどホオノキと同じように実がなります。まだまだ若い実です。
ハクモクレン
あの大きなハクモクレンにも実がつき始めました。これも熟すと中に赤い実ができます。
カラタネオガタマ
小さい花だったので実も小さいですね。これも秋に熟すと中に赤い実が出来ます。
シデコブシ
シデコブシも同じような実を作るんですね。
どれもモクレン科の特徴を見事に現していますよね。
さて、これらのみが鳥などに食べられたり途中で落下したりせずに、ちゃんと熟すことができるのでしょうか。
そして、これらの実が熟す頃に見に行けるでしょうか。
皆さんから頂いたコメントへの返事が遅れていますが、きちんとさせていただきますのでお許し下さい。
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朝晩はまだ涼しさが残るので、無理をされないようにして下さいm(_"_)m。
タイサンボク、咲き始めのチューリップの様な段階のものが、私は好きです。
ブドリさんのコメントの様に、柔らかさを感じるので♪
この形を見ると、どうしても中に小さな女の子が住んでいる様に思えてしょうがないんです(汗)。
少し、別のイメージを持たないと、マンネリになってしまいますね(汗)。
『ホオノキ』から下の木の写真が、青々としていて明るさを感じます。
この時期にピッタリの写真ですね!
今まで全く気にしていなかったので、こんなにも実を付ける木が多いのかと、ビックリさせられています。
タンサイボクの花は、モクレン属となると、しっかりしたお花なのですよね??
写真で見ていると、これから咲く花は、ふんわりしていてやわらかさいっぱいですね♪♪
すんごく大きくてびっくりしました。
モクレンという名前がついていますが、家にある椿っぽい木に葉っぱも花も似ていて、あれ〜っと思ったのですが、私はさっぱり詳しくないので、区別がついていないだけかも・・・。
開くと、マノグノリアですね〜。
心配させてしまってすいません。ちょっと転職することになって環境が変わり始めたんですよ。子お話はまたおいおい。
花が開く前の感じは大きさに似合わず可愛くみえます。中に小さな女の子が住んでいる様に思えるのわかりますよ。マンネリなんて思いませんから安心してください。
なぎママさん
この時期は実のなる木と花の咲く木が混じって楽しみがつきません。
タイサンボクの花はしっかりした花ですが、すぐに散ってしまうのが残念です。
かのこさん
はじめて見ると大きさに驚きますよね。
木って見分けがつかない時がありますよ。でも、花が咲くと椿とモクレンの違いはよくわかりますよね
楽しみに、その季節をまっています♪
やはり赤い種をご存知でしたか。タイミングよく見たいですね。