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サーバー容量がいっぱいになったため移転しました。
ここには私のブログの更新情報のみ掲載いたしますので参考にしてください。

新たなブログのタイトルは

「心象スケッチ(新) 第2集」

URLはほとんど変わらず
http://tuiterune-sketch2.seesaa.net/tuiterune-sketch2と2が加わっただけ。
そして外観もほとんど変わりません。
これまで同様のご愛顧よろしくお願い致します。

2007年05月10日

皇居のバラ

ここのところ地味な花が続いていましたので、パッとしたお花をお届けします。

4月から咲き始めた皇居東御苑のバラです。皇居には4月中旬から咲き始めるつる性のバラがあり、まさにバラの季節の訪れを告げるバラの開花です。

モッコウバラ(木香薔薇)
枝には、薔薇特有のとげがありません。
「木香」と書きますが、黄色のこちらの花は香りはありません。
今の時期はピークを過ぎてしまいましたので、4月中旬に撮影した様子をお届けします。
マウスを乗せてご覧下さい。


シロモッコウバラ(白木香薔薇)
こちらの白花は甘い香りがします。


サクラバラ(桜薔薇)
その名前の通り、花の色が桜に似ていることから
サクラバラ

サンショウバラ(山椒薔薇)
葉が山椒によく似ていて、花が薔薇に似ていることから。
でも、私は山椒の葉っぱを見たことがないので・・・
マウスを乗せて葉っぱをご覧下さい。


コウシンバラ(庚申薔薇)
冬も庚申月(隔月)に咲くことから名づけられた、四季咲きバラの総称。
暦日は60日ごとに訪れるのですが、特に信仰の点で親しみ深く「庚申・かのえさる」の日の近くに咲いたから名づけられたようです。


雑学 庚申って?
中国道教(どうきょう)の三尸説(さんしせつ)から起こった庚申信仰の行事で、人の身体の中に棲んでいる三匹の尸という虫が、庚申の日の晩、人が寝ている間に身体の中から抜け出し、その人のおかした悪事を天帝(てんてい)に告げ、天帝はその悪事に応じて寿命を縮めるというものです。長生きをしたい人は、天帝に悪事を告げられないように庚申の晩(ばん)に寝ずに過ごし、三尸が天に昇らないようにするのです。この行事が江戸時代には、全国規模で広まり各地に庚申を祀る集団「庚申講」が結成され、やがて民間信仰の中心的な存在のひとつとなったのです。

ナニワイバラ(難波薔薇、難波茨)
白い一重の大きな花を咲かせる原種の薔薇です。
難波商人によって日本に持ち込まれたことによるものとされています。
ナニワイバラ


「初夏の戸を たたき始める バラの花」


宮沢賢治もバラを好み、贈り物にしたり花壇の設計時に取り入れたりしていました。特に賢治のバラといわれる「グルス・アン・テプリッツ(日本名:日光)」という赤いバラは花巻病院の院長の引越し時に横浜の輸入商から取り寄せて送り、賢治自らの手で庭に植えたという由緒あるバラです。今回、写真はないのでお話だけ。

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タグ:バラ 薔薇 皇居
posted by ブドリ at 23:07 | 東京 🌁 | Comment(11) | TrackBack(1) | 花歩記 いろいろ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
皇居のバラきれいですねー。
そういえば黄木香は秋篠宮眞子様の御印でしたね。
賢治がバラ好きだったとは初めて知りました。
花巻のバラ園は賢治にあやかって作られたのでしょうか。いつか訪ねてみたいです。
Posted by 極小庭師 at 2007年05月10日 23:25
極小庭師さん
はじめまして。訪問ありがとうございます。
そうですね、秋篠宮家眞子様の御印でした!皇居の東御苑には御印の花や木が植えられているので、探すのも面白いです。
花巻の温泉バラ園ですね。そこを設計した方が、設計後、いろいろな経緯から賢治が愛した薔薇が「グルス・アン・テプリッツ(日本名:日光)」という話を公表された方なんです。
Posted by ブドリ at 2007年05月11日 00:37
こんばんは
バラにも たくさんの種類があるんですね
普段から あまり花には縁がないため
全く詳しくありません…
バラって 華やかなイメージですが
可憐なバラもあるんですね(汗)
Posted by 海莉 at 2007年05月11日 01:07
コウシンバラ(庚申薔薇)が一番、気に入りました。花の名前を知ると自分が賢くなったような気がします。いつもありがとうございます。
Posted by 土曜日 at 2007年05月11日 05:23
モッコウバラ、一輪挿しにする様なバラよりも、柔らかい花びらなのかなと写真を見て思いました。
蕾が沢山あるので、まだまだキレイなお花が咲くんですよね(*^^)/。
シロモッコウバラ、お花が密集しているので、ブーケになりそうですね!
色々な種類のバラがあるんですね〜。
サクラバラとナニワイバラが、バラのイメージを斬新なものにさせてくれて、ステキだなと思いました♪
Posted by MAI at 2007年05月11日 08:50
花一つからたくさん世界が広がります。

庚申、道教というか老子に凝ったことがありました。肩に力の入らない自然さが大好きで。

上善如水はお酒にもありますが(^^)
Posted by ゆうさく at 2007年05月11日 08:57
バラの季節ですね。
賢治のバラ説は研究者の間では???のようです。
でも、見てみたいですね(*^_^*)
今、わが「下ノ畑」でも、あれこれバラが咲き始めています。
このいい香りをお届けしたいです。
Posted by nenemu8921 at 2007年05月11日 09:14
もう、バラの季節なんですね〜〜。

サクラバラやサンショウバラ、本当に見た目がそっくりですね。
サクラバラのほんのりピンク色がとっても可愛いです。
サンショウバラの葉は、本当にそっくりですね。
樹木を見る機会がなくても、和食料理に添えられている木の芽は、だいたいさんしょうの新芽なので、この時期、目にするのではないでしょうか(^^)
我が家の庭には、生い茂っていますので、お届けしたいくらいです。
Posted by なぎママ at 2007年05月11日 13:02
海莉さん
バラは毎年品種の数が増えるほど品種改良が盛んなんです。
ここに揚げたバラはほんのほんの一握りです。
今回のバラはどちらかというと改良が進んだバラではないので華やかさよりも可憐さが残っているのでしょうね。


土曜日さん
私も名前を知って、その背景を知ると賢くなったような気がして楽しんでます。
一つまた新しい世界が広がっていくようです。


MAIさん
これからが旬ですからまだまだ咲いて楽しませてくれます。
ブーケになりそうって、女性らしい感想が嬉しいです。私には浮かばないイメージですから。
素敵なブーケが持てるといいですね。


ゆうさくさん
花一つからその背景に繋がっていろいろ知れるのは楽しいことですね。
庚申信仰というと庚申塔。実は都内の庚申塔見物も趣味だったりするんです。


nenemu8921さん
きちんとした文献や著作にはバラについては記述がないんですよね。それもちょっと不思議です。
「下ノ畑」でバラが咲き始めているのですか。
香りを届けてもらいたいものです。

なぎママさん
和食に添えられている木の芽は山椒が多いのですね。そこまで気にしたことがないし、あまり食べに行かないもので(汗)
山椒が生い茂る庭、いろいろなものが育っていて楽しそうな庭ですね。
Posted by ブドリ at 2007年05月11日 23:21
わ〜!サクラバラ、かわいいですね!!!
こんなのが庭にあったら毎日がニコニコで過ごせそうです!
皇居って本当にいろんな植物があるのですね〜。
Posted by かのこ at 2007年05月16日 18:08
かのこさん
サクラバラは庭にあると明るくなっていいかもしれませんね。
皇居の花は最近、何冊か本になって発売されていて、四季折々の花がただで楽しめる最高の場所です。
Posted by ブドリ at 2007年05月17日 00:26
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母の日ついでに父の日の句
Excerpt: 母の日や狭間に佇てる娘婿 母の日や母といふ名の風呂に入る父の日や父といふ名の葡萄
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Tracked: 2007-05-13 05:15