牡丹の呼び方には「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「深見草」「二十日草(廿日草)」「賑富草(ふくよかとみぐさ)」「名取草」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など調べるとたくさん出てきます。
この中でも一番いいなぁと思うのは「深見草(ふかみぐさ)」でしょうか。
「人しれず 思ふ心は ふかみ草
花さきてこそ 色にいでけれ」賀茂重保 「千載和歌集」
(通釈)人知れずあの人を思う心はあまりに深く、ふかみ草の花が色濃く咲くように、その思いがおもてに出てしまったよ。
ふかみは「深い」と「深見草」と掛けてるんです。募る思い、深まる思いを牡丹の色として表現していていいですね。
こんなことを思いつつ観賞下さい。
牡丹の周りにはおそらく投句された俳句が掲げられていて一層の雰囲気を醸し出しています。俳句の雰囲気は伝わるのですが、あまりの達筆に読めないものもあって情けない。
マウスを乗せて、クリックしてご覧下さい。
下の8枚の写真をクリックすると上に大きく表示されます。
上野東照宮の五重塔を望んで。マウスを乗せてご覧下さい。
この五重塔は動物園内にあって、ちゃんと写真を撮ろうと思うと動物園に入園しないといけないんです。
参加しています。もしよかったら1日1クリックお願いします



![]() 身近な自然からの便り |
参加しています。もしよかったら1日1クリックお願いします


【花歩記 いろいろの最新記事】
牡丹の呼び方って たくさんあるんですね
ひとつひとつ 言葉から連想しながら思い浮かべるのも
なんだか 楽しいです
言葉から連想するぼたんも面白いですよね。
いろいろな方向からぼたんの花は見られてきたというのもわかりますし。
やはり花の王様は牡丹なのでしょう。