いくら立春を過ぎたといってもこの暖かさは異常です。東京ではひょっとしたら観測史上初の雪の降らない冬というのが現実になるかもしれません。
そんな暖かな東京ですが、植物たちは自分達のペースで季節を感じ取って花を開かせています。
マンサク(満作・金縷梅) マンサク科 撮影地:自然教育園
マンサクとは他の花に先駆けて「まず咲く」ことからついたとか、花がたくさんつくので「豊年満作」からついたと言われています。
春が近づくと枯れた木葉よりも先に黄色い花をつけます。
咲き始めたばかりで花の数が少なく見にくくてすいません。(マウスを乗せてご覧下さい)
「まず咲く」より東北の方で「まんず咲く」からではないんでしょうかね。
シナマンサク(支那満作) マンサク科 撮影地:皇居東御苑
マンサクと似ているのですが、前年の枯れ葉もついたままの木に黄色い花をつけることが多く、この点で区別がつけられます。
「枯れ枝に マンサクの花 まんず咲く」
ユキワリイチゲ(雪割一華) キンポウゲ科 撮影地:自然教育園
学名 Anemone keiskeana といい、keiskeanaは明治初期の植物学者「伊藤圭介」さんから「圭介の」、という意味です。
早春に咲くイチリンソウの仲間で、雪の中で芽を出して雪を割るようにして出てきて、一茎一華なので“雪割一華”らしいです。
花は2〜3センチと小さな可憐な花です。
ちょっと一言
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「雪よりも 雪割一華の 花絨毯」
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【花歩記 いろいろの最新記事】
名前の期待を裏切らない清楚な華1輪、枯葉の下からでもはっとする印象があります。
植物園の敷地内に野生のごとくに咲いているような様子は思いもよりませんでしたね。
咲きどころを良くご存知でまたこうして教えていただき行ってみたい場所のポイントピンがまたひとつ増え嬉しいです。
植物に焦点を置いた見方がいいなって。
シナマンサク、面白いですね!
枯れ葉をつけたままの枝に、可愛らしい黄色いお花が咲いている姿が、意表をつかれたって思うんですけど、こういう取り合わせもいいなと思いました(*~~*)。
ユキワリイチゲの淡い色もまたいいですね♪
これは賢治も言っただろうかのふるさ盛岡弁のひびき。
人をもてなす時の”まんずまんずおへぇりゃんせ”
”まずはこちらにお入りください”と座布団を差し出しながらよく伯母が言っていたことを思い出します。
マンサクの花から賢治とのこんなつながりが隠されていたことがまたまた嬉しいです。
最近はホームページが充実しているので花が咲いた頃に行けばよく、大体の場所もわかるので楽なんですよ。それでも私もひっそりと咲いている雪割一華をイメージしていましたので、まとまって咲く可憐さにウットリしました。
「まんず」はそうでした、盛岡弁ですね。だからすぐに浮かんだのでしょう。
気付かせていただきありがとうございます。
いろいろなところで繋がっていくのは楽しいですね。
>MAIさん
植物って不思議ですよね。無駄なことは無いだろうから、きっと蕾の風除けとか何かの目的で葉っぱがついたままなのでしょう。
綺麗に見せようとする花もあるのに不思議ですね。
以前、山が好きでよくハイキングに
行きました。早春の山で最初に見つけるのが
マンサクの花だった記憶がありますよ。
小さな鮮やかな黄色が可愛いんですよね。
まず咲く・・・こういうことから花の名前ってつくんですよね。簡単なようですけど季節を感じとっていたのでしょうね。
黄色いひも状の花が思っていた以上に可愛いかったです。
雪割一華と書くんですネ。
ほんとにこの花にぴったりな名前ですね。
早春に咲くこの花たちは可憐で綺麗ですよね。
マンサクもこんなに咲いてたんですね。
気がついていませんでした。^^
また行って見たいと思っています。
これからどんどん春の花が咲くので楽しみですね。
漢字で書くとさらに木の葉なの雰囲気が伝わりますね。
マンサクは今頃が見頃のようですし、春の花も徐々に開き始めているようなので是非行ってみてください。