そんな思いで出かけたのは1/15(土)。ちょっと前なら成人の日です。
もう松も取れて1週間。それなら参拝客日本一の明治神宮も空いているだろうなんて思うでしょ。
どころがどっこい!
長い参道にこそ行列はありませんけど、本殿前には10列ぐらいにそれぞれ100人以上の人の列。
今年もか〜
明治神宮御苑にある「清正の井」がパワースポットと紹介されて以来、「清正の井」を見ようとする人の列が毎日でき、整理券が配られる始末。昔からフラっと入って見に行っていた私にとってはえらい迷惑。
おまけに参拝客まで増えたようです。
明治神宮内にあって、そんな喧騒とは無縁なのが本殿の裏手に神宮の杜があり、北池があるんです。この池が毎年見事に氷り、その中をオシドリたちが憩いのひとときを過ごしているんです。
明治神宮の池の氷の張り方は新宿御苑とは違うんですよ。
新宿御苑の氷は山脈ができるようにいろいろな方向から固まりぶつかり合って凸凹を感じました。明治神宮の場合は、流氷のようなものがくっつき合って一面氷となって表面がきれいなんです。下の写真でわかりますか?
この違いは池の形、日の当たり具合、風の当たり具合など、いろいろな条件があるのでしょうね。ただ、日に当たり解けやすい部分との境目は今年もはっきりとしていて、龍神様が住んでいるようです。
カーソルを乗せてご覧ください。
私が見に行った日に氷が張っていたのは北池の南側だけでした。
南側の氷も岸まで凍ってはいなかったので昨年よりは面積が少し小さかったんです。
それでも、北池を分ける橋からみると、ほぼ南側全面に氷が張っているのがわかります。龍神様もしっかりと鎮座しております。
カーソルを乗せてご覧ください。
こんな氷が張った池の端っこ、私が写真を撮っている橋の近くの氷が張っていないところにオシドリ達が憩いのひとときを過ごしているんです。ほとんどが木の影に隠れているのでなかなか撮影できません。
オシドリ見たさに木の実を投げ入れて餌でつりだす人がいるんですけど、私の信条は「風の吹くまま気の向くまま自然のまま、出てこなきゃ出てこないでそれなりに撮影する」ですから、ありがた迷惑なんですよね。
気長に待っているとこんなこともあるんです。近くにヤマガラが水を飲みにやって来ました。
退屈しのぎの相手をしにやってきてくれたようです。
カーソルを乗せてご覧ください。
じっと待ってれば何もしなくてもオシドリ達は動き出して見事な姿を見せてくれるんです。
カーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。
ところで、どっちがオスでどっちがメスかわかりますよね。
綺麗に着飾っているのがオスですよ。
オシドリのオスの派手な色は冬羽で、繁殖期の冬には大きな銀杏羽(いちょうばね)が見られます。夏羽になるとメスのように地味になります。
オシドリって、仲の良い夫婦のたとえに使われますが、オシドリは抱卵期につがいを解消し、オスは第2のメスを探し求めることもあるんです。決して最後まで添い遂げるわけではありません。自然界で種を残すためには当然のことなんです。
オシドリは水中に頭を突っ込んで餌をとったりするんですけど、そうすると背中に水滴が残っています。そんな瞬間をパチリ!
そして、こういった羽根に残る水滴を落としたりするために、バタバタとしますよね。
その瞬間をカーソルを乗せて、クリックしてご覧ください。
バタバタとやる瞬間、足は水中なんですよ。水かきを使って立ち上がり、羽をバタバタとするんです。浮き上がりもせず絶妙な位置なんですよ。人間が足ひれをつけてどんなにバタバタやったってこんな芸当はできません。自然ってすごい!
日が次第に傾いてくると、オシドリたちの動きもおとなしくなり、徐々に木の影へ。
まだ早いのにうとうとしているオシドリたちもいましたよ。
明治神宮
東京都渋谷区代々木神園町1−1
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とブドリさんに教えてもらってからというもの、皆にしったかぶって話していますが(^^;
やはり2羽並んでいる姿は、ほほえましいですよね(^^)
自然の中にある姿は、自然のままが一番美しのに、、、なかなかそう思えない方が多いのが困りどころですね。。。
「おしどり」は、実はおしどり夫婦ではありませんけど、この言葉はいつまでも残りますよね。というよりいい意味として残って欲しいですね。
自然は自然のままがいいんですけどね。
高行った反動が実は鳥インフルエンザなのではないかとも思うのですよね。