オオカミグーのはずかしいひみつ (絵本・こどものひろば) | |
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「オオカミグーのはずかしいひみつ」
きむら ゆういち 作 宮西 達也 絵
童心社
オオカミのグーはおかあさんがきらいでした。
それは、おかあさんがイタチだからです。
え?イタチ?ですよね。
グーは小さい頃にイタチのお母さんにひろわれて育ったんです。
お母さんは愛情たっぷりに育てました。
でも、グーはお母さんがイタチということでみんなにバカにされて恥ずかしくてしかたありません。
バカにされないために遠くまで遊びに行ってました。
大きくなると、あたりの山では一番ケンカが強くなりました。
そんな姿をイタチのお母さんはいつも木の影から見守っていました。
ある時、グーのことをこころよく思っていないオオカミたちによってグーはケガをして、襲われ、気を失ってしまいました。
その時です!
岩かげから黒い影がオオカミたちに立ち向かって行きました。
オオカミたちも必死に反撃しました。
そこへグーの仲間がやってきて、オオカミたちは逃げていきましたが、黒い影は倒れていました。
グーが気がついて、倒れている黒い影に気が付きました。
なんとそれはイタチのお母さんでした!
ここから先、グーはいったいどうしたでしょうか。
いたいぐらいに分かっていた子供の気持ちを愛情で受け止め、最後には自分がどんなに傷ついても身をていしてかばう。
そんな、お母さんを見て、ようやくオオカミのグーが胸をはって・・・
おそらくこの絵本はお子さんに読んでもピンとは来ないかもしれません。
読んであげるとしたら思春期を迎えた頃が一番いいのかもしれません。
でも、読んであげるお母さんの胸にはいつでもグッと迫るものがあるのではないでしょうか。
母親の無限の愛をそれぞれの立場で感じられる絵本だと思います。
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母が子を思う気持ち。
それは血がつながっていなくたって、大きくなるまで育てた親の愛情には変わらないでしょうからね〜。
西宮さんの絵本は、涙を流さずにはいられないです。
母親の愛。
この世界で最も大きな愛ですよね。
それをうまく感じられないお母さんたちに一度読んで欲しいと思いますね。