夏が過ぎ去る前に、と言いたいのにいつまで夏が続くのかわかりませんが、夏の人気者カブトムシが登場する宮西達也の絵本をお届けします。
かぶと三十郎―きみのために生きるの巻 | |
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「かぶと三十郎 きみのために生きるの巻」
宮西 達也 作・絵 教育画劇
しまのかっぱにさんどがさ、カブトムシのおさむらいがあるもりにふらりとやってきました。
意地悪なゴキブリのゴキゾウが樹液の周りでカナブンにいじわるをしていました。
そこへ登場、かぶと三十郎!
「よわいものいじめは やめるでござる!」
と、ゴキゾウを跳ね飛ばします。
そんなゴキゾウに
「だいじなことは ちからが つよいことじゃない。
かっこがいいこと なんかじゃない!」
と教えるのですがわかってもらえません。
ギンバエのギンスケ、ハサミムシのハサキチに三十郎をやっつけてとゴキゾウがお願いしたのですが、三十郎は見事に返り討ちに!
その後、ゴキゾウは思いがけずケガをしてしまいます。
看病してくれたのはイナゴの子。
ティラノサウルスシリーズのようにゴキゾウは改心します。
そして森のみんなのためにエサをとりに人間の家に忍び込んでゴミ箱の中を探していたのですが・・・
そして、危ないところをかぶと三十郎に助けてもらったのですが・・・
「だいじなことは ちからが つよいことじゃない。
かっこがいいこと なんかじゃない!」ってことがわかったのに・・・
ゴキゾウの運命はいかに!
ちょっと話が長いので小学生ぐらいにならないと全部読んで理解するのは難しいかもしれませんけど、このシリーズも伝えたい事はティラノサウルスと同じように「ちからがつよいことがかっこいいことじゃない」ということ。
ゆっくりと読み進めてじっくりと感じてください。
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これまた大好きな虫の世界で繰り広げらる心温まるお話し。。。
力比べをしたがるようになるこれからの年齢にぴったりの1冊ですね!!
恐竜だけじゃなくて世界が広がってるんですよ〜
登場する生き物は変わっても根底に流れるテーマは変わっていないので安心して読んであげられますよ。