覚えていますか、1995年(平成7年)1月17日午前5時46分52秒 に起こった出来事を。
災害名を「阪神・淡路大震災」
死者:6,434名 行方不明者:3名 負傷者:43,792名を出した大地震です。
あれから15年。
未だに心の傷の癒えていない方々が沢山おられるとのこと。
今回は震災から3年後の1998年11月、神戸の大ホールにて行われた「阪神淡路大震災復興支援1000人のチェロ・コンサート」を描いた絵本を紹介します。
1000の風・1000のチェロ | |
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「1000の風 1000のチェロ」
いせ ひでこ 作 偕成社
主人公の少年は、遠く離れた神戸で起こった震災をテレビでしか知りませんでした。
チェロの教室で少年が会った、神戸から来た少女。
その少女と偶然知った「復興支援コンサート」。
二人は一緒に参加することに。
そして出会った一人のおじいさん。
少女も、おじいさんも震災によって心に傷を負っていたのでした。
少女は避難生活の中、「動物まで面倒見られない」という状況に、飼っていた小鳥を空にかえしてあげました。でも、「あれでよかったのかなって、いまでもかんがえる」と、今でもそのことが彼女の心の中、深くに刻まれていました。
おじいさんは震災で自分の楽器を失い、同じく震災で命を落とした音楽仲間の形見のチェロを弾いているのでした。
1000人の人がそれぞれの思いを抱いてチェロを弾き、それぞれの思いを載せた1000の風。
忘れたくても忘れられないこと。
忘れたいけど忘れてはいけないこと。
忘れたいけど伝えていかなければならないこと。
このコンサートの一人として参加されたいせひでこさんが描いた優しいけど、しっかりと心に刻まれる絵本。
私は震災を経験していませんが、この震災の直前から生活が変わったのを覚えています。
姉の病気が重くなり、この時を境に七年間の入退院生活を送ることになったのです。まさか見送らなければならなくなるなんて。
震災の記憶は私には姉の闘病の記憶と重なって、今でも胸を締め付けます。
ですから、震災にあわれた方々の心の傷はどれほどのものなのか。
簡単に癒えるものではないと思います。
語り継ぎ、忘れないということが、被害に遭われた方、亡くなられた方々へ思いを伝える一つの方法なのかもしれません。
ぜひ読んでほしい絵本です。
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。
本日の出会いに感謝!
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その後も、次から次へ余震がやってきます。
本当に何日間は、いつも体がユラユラ揺れていました。
幸い大きな被害はなかったのですが、お風呂にもゆっくり入れない、夜もゆっくり寝れない状態でした。
震災被害にあった人たちは、もっともっと大変な想いをされたことと思います。
あんな思いは忘れたいと思うのですが、忘れてはいけないことなのかも知れません。
家を早く出て、東京駅に着いたら新幹線が
まったく動いていなくて、黒山の人だかりでした。
テレビで見て、悲惨な状態に胸が痛みました。
今朝のテレビで、震災で息子さんを亡くした
ご夫婦のところに、その息子さんの友人が
いまでも訪ねてご夫婦を励ましているのを
放送していました。
それと、沢山の人が音楽によって心が助けられた
か、想像に難くないですね。
体験されていたのですね。
体験された方の言葉には事実以上の重みを感じます。
でも、やはり忘れたいと思われるのですか。
体験された方は忘れたい、でも、体験された方が伝えなければ伝わらない、というもどかしさがありますね。
戦争体験もそうですが、難しい問題ですね。
四季歩さん
影響を受けるという形だったのですか。このような形でも沢山の人が関わっているんですよね。
経済的に復興しても心の復興の歩みは遅いようです。震災の被害を受けられた方は、体験を共有できる、話すことが出来るということで心が救われているようですね。
いろいろな形で心を助けることが、教訓として生かされるといいと思います。
親戚中が集まり、バタバタと忙しく動いていたので、このことを知ったのは、少し時間がたってからだった事を覚えています。
そして当時はまるで他人事のように思っていたことも・・・。
その後、多くの大切な存在に恵まれたことで、自分の命も大切にするようになり、命の大事さ大切さを思い、遠い果ての存在であっても、痛みを感じるようになりました。
この先、いつあってもおかしくない、必ず訪れるであろうと言われている大震災。
そのときに、後悔しないように、皆さんのメッセージをしっかり受けとり、最小限に被害を抑えられるよう、できる範囲の事をしておきたいと思っています。
なぎママさんにもいろいろとあって、それぞれに命の遠とさを思う日だったのですね。
いつくるともしれない大地震に備えて行きましょうね。