その立冬の夕方、私は一人夕日を眺めておりました。
場所は代々木公園の近くです(正確な場所を書いてしまうと、ギャラリーが増え、私の鑑賞の機会を奪われてしまう恐れがあるので控えさせていただきます。わずか、1mぐらいの幅しか見える場所がないんですよ)
空を眺めるとこんな感じに見えます。パッと見には東京都は思えませんよね。下に見えている木々の向こうには建物が敷き詰められているんですよ。
雲が流れてくると空に雲の影が浮かび上がります。何か不思議ですよね。マウスオンでどうぞ。
ここには単に夕日を眺めに来たわけではないんです。この日はここから眺めると富士山の山腹に夕日が落ちる日なんです。前日の6日(金)だったらほぼ山頂に夕日が沈んでダイヤモンド富士が見られたかもしれないんですよ。
で、どこに富士山?ですよね。
それを言う前に、下の写真をクリックして別のウインドウで開く写真を眺めてください。よ〜くわかりますよ。
富士山がわかりましたか?
はっきりと姿は見えませんでしたけど、夕日が山腹に沈んでいるんです。最初の写真から夕日が見えなくなるまでの時間はわずか4分。夕日が沈む速さ、いえいえ、地球が自転する速さを体感する一瞬です。
でも、なんで富士山が見えないか。これは雲のせいじゃないんです。温かくて地表付近にある温かな空気でもやってしまって見えないんですよ。11月になってもまだまだ温かいということがよくわかります。
年々、都内から富士山が見える日が減っているのではないでしょうか。
そうそう、都内から見える富士山は気候だけではなく、ビル建設でも減少中。見えても無粋な景色へと変貌している場所があちこちに。
展望台に上ると必ずといっていいほどだれもが富士山を探します。これは日本人だけではなく、海外の方も「Fujisan doko?」と探しています。教えてあげると感動してますよ。
「富士山が見える街、首都東京」というのも観光の一つにつながると思うんですけどね。
「秋の富士 お化粧まだよと 顔隠し」
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【富士山 ダイヤモンド富士の最新記事】
富士山は、日本のシンボルですね。
山の見える風景は、落ち着きます。
中国上海での生活は、山がないので、何故か落ち着かないのです。
蘇州あたりに行くと小高い丘が見え、なんとなく嬉しくなったことを思い出しました。
富士山の稜線、わかってもらえますか!
日本全国に○○富士というのがあるように、まさに日本の心のシンボルです。
見えそうな日は、仕事中にうずうずしてます。
上海に行かれていたのですか。
上海には山がないんですね。日本でならちょっと高いところに行けばほぼどこからでも山が見られるというのは有難いことなんですね。
もっと景観を大事にしないといけませんね。