たとえばこんな池なんてどうですか?
ここは小石川後楽園内の内庭の池。スイレンの葉がびっしりと広がり、スイレンの葉の上に寝転べそう?
この池のスイレンもまだ、ちらほら咲いています。睡蓮の花を眺めてボーっとしてみては?
マウスオンでどうぞ。
池を眺める楽しみは咲いてる花を見るのも一つ。そのほかにも・・・
睡蓮の葉のこの切れ込み、カエルの手に見えない?
私の一番のお薦めはこれ。
池の中を泳ぐ鯉をじっと眺めること。
ちょうど水面に虫が背中から落ちてもがいて、波紋が広がってるんだよ。こういう面白さもあるんだ。
本当のお薦めはこっち!
雲が水面に映っている池で泳ぐ鯉を眺めること。
マウスオンでどうぞ。
もっと近寄ってみてみるとこんな感じ。
どうですか?池の中を泳いでいるというより空、空というより宇宙を泳いでいるみたいでしょ。池と空と宇宙はまったく別のものじゃなくて、一続き。気持ちだけでも宇宙を泳げるでしょ。
真っ直ぐに見るのもいい、自由に想像して見るのもいい、写真に撮るのもいい、絵に描くのもいい、頭に焼き付けるのもいい、見方は三人三様、十人十色。
あなたはどんな風に池を眺めますか?
のんびり眺めて欲しいのですが、熱射病には注意して下さいね。
「池に雲 空に鯉ゆく 夏の池」
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なぎママさんにコメントしてもらった金子みすずさんの詩は多分これかと思います。
空のこい
お池のこいよ、なぜはねる。
あの青空を泳いでる。
大きなこいになりたいか。
大きなこいは、今日ばかり、
明日はおろして、しまわれる。
はかない事をのぞむより、
はねて、あがって、ふりかえれ。
おまえの池の水底(みなぞこ)に、
あれはお空のうろこ雲。
おまえも雲の上をゆく、
空のこいだよ、知らないか。
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そうそう、なぎのお気に入り絵本に、かねこみすずさんの詩集(かな)があるのですが、その中の「いけのこい」って詩の世界は、まさにこんな感じでした(^^)
なぎにも見せてあげよ〜っと♪
と言っても、実際の池ではなく、ブドリさんのスケッチをね(^^)
だって、実際に池を目の前にしたら、鯉探しに夢中で他の世界は見えなくなっちゃうと思いますから〜(^^;
池の中って本当に不思議な世界ですよね。
映ってるものも中にいるものも距離なんて関係なく一つの世界に感じられますよね。
金子みすずさんの詩集ですか!
なぎ君、いいもの読んでますね。
どの詩も、小さいもの、弱いもの、無名のもの、無用と思われるものなど、すべての命に送る眼差しが温かないい詩です。
私は「星とたんぽぽ」が大好きです。
なぎ君が、池を覗いて、鯉探しに夢中になっていいんですよ。今のなぎ君にはそれが一番大事なことですから。
二人で池といろんな接し方をして、いろんな見方をして楽しんでくださいね。