最後はトサミズキ。
最近は特に珍しい花ではありませんが、高知県の石灰岩地や蛇紋岩地にのみ自生する花木です。でも、ミズキとついていてミズキの仲間に似ているのですが、実はマンサク科です。
穂状の花序を出して花弁はヘラ形で5枚。雄しべは5本で、葯は紅色。
仲間のヒュウガミズキは一房の花の数は少なく、花はまばら咲きで、トサミズキは一房の花の数が多く、花は下向きで、 花の中心が赤い特徴があります。
青空に映える黄色いトサミズキの花です。
思えば春の花は黄色が多いですよね。それはなぜでしょう。
ちゃんと理由がありました。
春に咲く花に黄色が多いのは、受粉を媒介する昆虫に関係があるらしいです。春にいち早く活動を始めるアブの仲間が最も敏感に反応する色が黄色。さらに黄色系の花は昆虫にえり好みされない傾向があるらしいんです。虫の活動が少ない春先に、確実に種を保存していくためには特定の虫をえり好みしていられないので、虫たちの好みに合わせて花の色を選んだということのようです。
青空に映える黄色いトサミズキの花をマウスオンでどうぞ。
「青空に 鈴の音鳴らす 土佐水木」
「風に揺れ 虫にアピール 土佐水木」
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春の色といえば、やはり黄色やピンクですものね〜!!
我が家の庭も、にぎやかになってきましたよ〜♪
花の色にもその様な「わけ」があったのですか、
(T_T)/~~~又一つ偉くなりました。お聞きしてもいいですか、土佐水木と日向水木の違いは?公園などででよく見られる低木の水木は日向水木なんでしょうか、毎朝散歩の時気にしながら黄色の小花を眺めてます。「土佐水木の花青空に輝く天使の笑顔に見えませんか」
ありがとうございました
また、誰かにお話してください!
ますます物知り博士ですよ(^^)
賑やかになってきた庭に、なぎママさん一家の賑やかな声が響くのでしょうね。
mahoさん
花の色に隠された秘密は驚きます。植物もしっかりとした意識を持っているのでしょうね。
日向水木との違いですが、記事にも書いたのですが
「ヒュウガミズキは一房の花の数は少なく、花はまばら咲きで、トサミズキは一房の花の数が多く、花は下向きで、 花の中心が赤い特徴があります。」
今度、二つの花を一緒に載せますのでお楽しみに。