ティラノサウルスシリーズ最新刊を紹介します。
「あいしてくれてありがとう」
宮西 達也 作・絵 ポプラ社
「ひとなどどうなってもいい。
じぶんさ、たのしくおもしろければいいんだ。」
と思っていた暴れん坊のティラノサウルスがいました。
そんな彼をあいする人は誰もいません。
そんなティラノサウルスがポツリといいました。
「ともだちか・・・。おれはひとりぼっちだ。さ、さみしい」
そのとき
「わたしも・・・」
と、いわあなから声が聞こえてきました。
パウパウサウルスかくれていました。
ティラノサウルスはおいしそうと、食べようとするのですが・・・
「目が見えず、よわむしでこわがりで、ともだちもいない自分はいないほうがいい、うまれてこなければよかったんだ」と言うパウパウサウルスに
「うまれてこなくていいやつなんていないんだ!」
と起るティラノサウルス。
ここから始まる二人のふれあいの物語です。
ティラノサウルスは小さなパウパウサウルスとの出会いによって、誰かを大切に思う気持ちに目覚めていきます。
ところが、ある事件が起きて悲しい別れが。
でも、パウパウサウルスの心にしっかりと
「うまれてきてよかった」
という気持ちを育てていました。
今までよりも文章が多いのですが、そんなの気にならないくらい深い思いが伝わってくる絵本です。
このシリーズは今の世の中で本当に大事なものは何かを切々と訴えています。
お子さんとじっくりと考えて、話し合いながら読んでください。
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このシリーズ、全てそろえてあげたいと思うほど、どれも魅力的♪♪
最新刊もまた、気になります(^^)
バァも、ラジオのおすすめ図書で聞いたらしく、「買ってあげようと思うんだけど、売ってなくて・・・」と言っていたので、最新刊なら目に付くかなぁ〜♪♪
「ティラノサウルスシリーズ」は恐竜好きななぎ君にお薦めです。
バァも注目していてくれて嬉しいです。
大手の書店でも全部揃っているのを見るのはなかなかないですよね。でも、最新刊ぐらいならきっと・・・