絵本の紹介23回目です。
愛情月間第4弾は月一企画の宮西達也の絵本の登場です。
「ぼくにもそのあいをください」
宮西達也 作・絵 ポプラ社
ご存知、ティラノサウルスが今回は大事なものに気がついて、それを伝えていくお話です。さてどのように伝えていくのでしょうか。
強いものが一番と信じていたティラノサウルスでしたが、月日が経ち、すっかり年をとってしまいました。
アカシアサウルスに馬鹿にされても捕まえることさえ出来ません。
反対にしっぽをガブリッ!とかみつかれる始末。
何日も歩き続け、
「ちからこそが、だいじなもの・・・」
と思っていたティラノサウルスは、噛まれたしっぽもズキンと痛み、途方に暮れて眠りにすいこまれました。
朝、呼ばれる声に目を覚ますと美味しそうなトリケラトプスの子供でした。
ティラノサウルスを見たことのないトリケラトプスの子供は真っ赤にはれたしっぽをさすりながら、
「寝てたら食べられちゃうよ」と心配するのです。
たくさんやって来たトリケラトプスの子供たちの心に食べるどころか仲良くなってしまいます。
ある時、ティラノサウルスは子供たちが
「ちからが つよい ことが、いちばん たいせつな こと」
というのを聞いて、
「ほんとうに たいせつな ことは・・・」
といいかけた時、ギガノトサウルスが二匹、トリケラトプスの子供たちを狙ってやってきました。
ティラノサウルスは子供たちをしっかりと抱き、噛まれても噛まれても必死に守り抜き、子供たちに
「ほんとうに たいせつな ことは・・・」
と伝えようとするのですが、力尽きてしまいます。
何年も何年もすぎ、トリケラトプスのお父さんと子供たちが実を食べていると、そこへ二匹のギガノトサウルスが!
トリケラトプスのお父さんはあの時の・・・
トリケラトプスのお父さんがとった行動とは・・・
トリケラトプスのお父さんが子供たちに伝えたいこととは・・・
それが「ぼくにもそのあいをください」に繋がります。
本当に大切なことは何なのか。
力が強いことはすごいことだけど、心の強さや優しさはそれ以上に大切なこと。
子供から教わること、子供に伝えなければならないこと。
社会の歪みが大きく現れている現在だからこそ、見つめなおすことがとても大事でもあり、チャンスなのではないでしょうか。
これから成長していく子供達と一緒に一度読んでもらいたい本だと思います。
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![]() | 宮西 達也 おすすめ平均 ![]() くそー、ティラノサウルスよ、どうしても泣いてしまう!! 「愛」のバトンリレー・・・大切な事ですね。 食う者と食われる者の出会いは悲劇しかないのか (その3) 純粋なやさしさを大切に また泣いてしまいました。Amazonで詳しく見る by G-Tools |
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言葉で伝えるのって難しいし、伝えてもピンと来ませんよね。
そんな時、絵本でそっと伝えれれるってステキなことですよね。
そんな1冊だと思います。