第1回目は「わすれられない おくりもの」
スーザン・バーレイ 作・絵 小川 仁央 訳 評論社
物知りでみんなに頼りにされていたアナグマ。
年をとったと感じたアナグマはある月の夜、「長いトンネルの むこうに行くよ さようなら アナグマより」という手紙を残して死んでしまいました。
森のみんなは悲しまないものはいませんでした。
雪が降り、地上を覆っても悲しみは覆い隠しきれませんでした。
アナグマは、自分が死んでも悲しまないようにといっていましたが、みんなどうしていいか途方にくれてしまいました。
春が来て外に出られるようになると、みんなそれぞれアナグマの思い出を語り合いました。それはアナグマがくれたたくさんの知恵や工夫がみんなの宝物「わすれられない おくりもの」だったのです。
悲しみから話していた思い出が、いつかみんなの心を癒し楽しい思い出に変わっていきました。
この絵本は死についてどう考えるか、というテーマでよく取り上げられます。たしかに親しい人の死に接した時、如何に受け止めるか、どう乗り越えていくかも考えさせられます。でも、それよりもどのように生きるかが大きなテーマではないでしょうか。人のために何かを伝えて行く生き方、人への思いやりを教えてくれている絵本だと思います。
いろいろな事件が起きている現代だからこそ「生きること」「死ぬこと」についてじっくりと感じて欲しいと思います。
子供だけではなく、幅広い人に読んでもらいたい絵本です。
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋) | |
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この歳になると、中々じっくりと読む事が出来ないんですけど、本屋さんに行った時はついつい手に取ってしまいます(*^^*)
絵本を読み終えた後の読後感、心に響くあの感じがすごくいいんですよね。
絵本を通して、これからもずっとお子さん達に多くを感じて欲しいなと思います。
絵本を色々紹介して頂けるという事で、ますますこちらのブログが楽しみになりそうです♪
絵本に癒され、教えられ学び、考えさせられ・・・。
子供に読み聞かせるようになり、絵本に対しての考え方が大きく変わりました。
さらに、落ち込んでいる時にいただいたブドリさんからのプレゼント。
絵本にこんなに助けられるとは思いませんでした!!
おかげで、私もいつか誰かに絵本をプレゼントしたいと思うようになったんですよ♪
そういえば昨晩、母と話していたばかりなんです!!
「こんな心情の友達へ本をプレゼントしたいのですが、お勧めはありますか?」って聞いたら答えてくれる本屋さんがあると嬉しいね。きっとブドリさんなら教えてくれそうだよね。と・・・。
ここで紹介していただける本、バァへおねだりリストへアップさせていただきま〜〜す(^^)
絵本はなかなか読む機会がありませんよね。悠真が生まれてくれたお陰で目的を持ちながらのんびりと立ち読みしてますよ。
今、読むとなんて素晴らしいものなんだって思いますね。ゲームをするより、絵本に触れて欲しいですね。
なぎママさん
絵本は奥が深いですよね。悠真のお陰で見直すきっかけになりました。
私が送った絵本がなぎママさんを助けたなんて嬉しいです。
プレゼントするのに人生訓を送るよりも絵本だと気楽に受け止めて貰いやすいのでいいものですね。いつか是非。
いやぁ、おばあさんとそんな話をしてらしたのですか。嬉しいような恥ずかしいような。そんなタイミングで絵本の紹介をしたなんてやはり繋がってますね^^
なんか、おばあさんに申し訳ないですね^^;